ドラッグストアの薬剤師はきつい?辞めたいと思う時や向いてる人を元社員が解説
ドラッグストアへ転職を考えているけど、ドラッグストアの薬剤師はきついの?と不安に思いますよね。私も新卒の時に思いました。
そこでこの記事では、ドラッグストアで管理薬剤師まで勤めた私が、ドラッグストアがきつい理由と辞めたいと思う時、ドラッグストアに向いてる人を解説します。
ドラッグストアは勤務時間も長く、仕事量も多いため、きつくて辞める人も多いです。
一方で、高年収で福利厚生が手厚く、OTCや経営の知識を学べたり、出会いが多く、特に男性薬剤師はモテるなど向いてる人には結構楽しい職場です。
ドラッグストア薬剤師の実態をわかりやすくお伝えしますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
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ドラッグストア薬剤師がきつい理由
まずドラッグストア薬剤師がきつい理由を説明します。
私だけでなく、実際にドラッグストアで働く薬剤師の本音の口コミも集めましたので、きつい理由がよくわかると思います。
詳しく見ていきましょう。
①仕事量が多い
基本的に、ドラッグストアの薬剤師は調剤薬局より仕事量が多いです。
調剤に加えてOTCの相談、物販の在庫管理や発注業務、商品陳列や販売促進キャンペーンなども担当することがあるからです。
30代男性
調剤とPOP作成・商品陳列などドラッグ部門の仕事を両方やらなくてはいけませんでした。
30代男性
OTC専門でしたが配属先の店舗が大型店舗にも関わらずとにかくスタッフが少なかったです。
しかしお客さんはかなり多くて忙しい店舗で延々とレジ打ちをしていて、閉店後や休みの日に品出しをしました。
休憩中にも一類薬の販売がどんどん入るので休憩すらまともにとれず、退職するころには体重が激減。今となってはよく体を壊さなかったと思います。
30代女性
地域体制加算をとるために24時間電話がかかる携帯を持つことになりました。
他の薬局でも多いですが、深夜に電話の対応をプライベートに時間にしなくてはいけなくなりストレスがかかっています。
このように仕事量も多いですがミスもできないので、『体力的に続かない』『集中力が途切れる』という声も多く、女性では結婚や出産を期に辞める人も多いです。
さらに地域体制加算をとるために24時間電話の当番が回ってくることもあり、休んでいる気がしません。
私もマルチタスクが苦手なHSPの薬剤師なので、毎日追われるように仕事をしてきつかったですね
②肉体労働がきつい
ドラッグストア薬剤師は肉体労働もきついです。
女性は化粧品や軽い雑貨などの担当が多いですが、男というだけで飲料、洗剤など重いもの担当になる男性薬剤師も多く、『僕、体力ないから薬剤師になったのに…』と嘆いている後輩がいました。
手が傷つかないように、ドラッグストアの薬剤師は『マイ軍手』を白衣のポケットに入れています…
ダンボールを持つ時に滑らない、こういうガチのやつです↓
30代男性
中でもきつかったのが、早朝の時間帯に店頭に並ぶ商品の陳列でした。
商品が早朝に届き、眠い中、思い段ボールを運んだりしてかなり手を動かす作業が多くきつい仕事でした。
20代女性
力仕事が多く、薬に関わる仕事が少なかったことです。
食品の取り扱いが多かったため、お米や飲料など重いものの納品も多く、オープン前の限られた時間内にすべてを売り場へ出すのはとても大変でした。
あざや切り傷も絶えずできていました。また、店長の方針が薬の接客よりも品出しやレジ打ちなどを重視するものだったため、薬剤師として得た知識を使うことがほとんどなかったです。
③営業時間が長く、シフトが不規則
ドラッグストアは基本的に営業時間が長いため、シフトも不規則な時間になります。
早番は開店時間~18時、遅番は14時~22時など不規則なシフトが毎日組まれます。
22時退勤→自宅到着23時→自宅出発6:30→早番7:30出勤とかきつかったですね〜
24時間営業の店舗もあるウエルシアのようなドラッグストアは、さらにシフトがしんどいです。
④休日が少ない
ドラッグストアは年収が高い分、年間休日も少ないです。
ドラッグストアランキングトップ5社と調剤薬局ランキングトップ5社の年間休日を見てみてください。
ドラッグストアは120日以下が多いですが、調剤薬局は120日以上が多いです。
ドラッグストアの年間休日
売上高 | 社名 | 年間休日 |
1位 | ウエルシアHD | 116日 |
2位 | ツルハHD | 113日 |
3位 | コスモス薬品 | 120日 |
4位 | マツキヨココカラ&カンパニー | 116日 |
5位 | サンドラッグ | 116日 |
調剤薬局の年間休日
売上高 | 社名 | 年間休日 |
1位 | アインHD(アイン薬局) | 123日 |
2位 | 日本調剤 | 121日 |
3位 | クラフト(さくら薬局) | 126日 |
4位 | クオールHD(クオール薬局) | 125日 |
5位 | 総合メディカル(そうごう薬局) | 123日 |
年収の高さとワークライフバランス、どっちを重視するかですね
⑤ノルマ(販売目標)がある
ドラッグストアはかかりつけを取るよう言われたり、プライベートブランドなど商品の販売目標を設定される場合があります。
かかりつけを取ることは薬局でも言われますが、ドラッグストアはさらに商品販売の目標が加わるということです。
ただ薬剤師は一般社員と違い、最も利益率の高い調剤業務を行うことが最優先なので、商品販売目標はそれほど厳しくは追求されません。
30代男性
OTC部門は月ごとにコンクール商品があり、店舗ごとに目標販売個数が昨年売り上げから大まかに定められており、未達の場合はとくにはペナルティなどはなかったですが、やっぱり上からは電話とかはかかってきたりします。
20代女性
ノルマは特にありませんでしたが、以下のような取り組みはほぼ強制でありました。
・薬を勧めるときはプライベートブランドを優先して勧める。
・毎月1品目商品を選び、販売数の目標を立て、達成できるよう販促を行う。
30代男性
物販に関するノルマはありませんが、調剤では各種加算の算定件数に関して各店で目標を決めることになっていました。
かかりつけは積極的にとるよう言われ、定期的にかかりつけの件数を上司へ報告していました。
私もプライベートブランド品は積極的に勧めるよう言われましたが、販売数を評価されることはありませんでした
⑥勉強時間がない
ドラッグストア薬剤師は仕事だけで疲れて勉強する気力がなかったり、シフトも変則的なので勉強会をする余裕もあまりないです。
調剤薬局は定期的に開業医の説明会に参加して、最新の薬を勉強したり(MRからお弁当をもらったり)しますが、ドラッグストア薬剤師はそういった説明会に参加する機会も少ないです。
薬剤師としての専門性を磨いていきたいなら、大学病院や大病院の門前が多い日本調剤など、調剤薬局のほうがおすすめです。
20代女性
店舗の人員も人件費削減により最低限しか配置されていないため、社員一人で店を回す時間が多く、たとえお客様から薬に関する相談を受けてもしっかりと対応する時間もありません。
薬剤師としてのキャリアは築きにくいように感じました。
調剤薬局の教育制度もまとめているので、調剤薬局ランキングも参考にしてください。
⑦人間関係が複雑
ドラッグストアは薬剤師の他に、物販の社員、パート、アルバイトなど働く人数も多いので、人間関係は調剤薬局より複雑です。
異動が多い社員と違い、パートさんはずっと同じ店舗に勤務しているので、パートさんとの人間関係は特に気を使います。
パートさんが団結して気に入らない薬剤師をいじめて、追い出したりとかもありました
でも良い人が圧倒的に多いので、売り場が混んでいたらヘルプに行ったり、休憩時間に愚痴を聞いたり、普通の人間関係を築ければ大丈夫です。
⑧一人薬剤師がきつい
ドラッグストアは一人薬剤師の店舗があり、3年くらい勤務すると一人薬剤師の店舗へ配属されることもあります。
一人薬剤師は調剤は入力から監査までこなし、その合間に物販の対応もあるので、テンパったりする人にはかなりきついと思います。
30代女性
調剤事務がおらず一人薬剤師になる時間帯が多々あったので、監査中でもOTCの接客で呼ばれたり処方せんの受付をしなければならず、集中力が切れやすい環境だったと思います。
私はできるだけ今行っている業務に集中したかったので同時進行を求められることに苦労しました。
コロナ禍においてはさらに無料検査事業や抗原検査キットの問い合わせ、販売業務も追加されたため来局される方が増え薬剤師一人では対応しきれなくなる場面もありました。
30代男性
夜間なので薬剤師は一人配置。
調剤では、ない薬があると大体お客さんは「明日いつも行っている薬局行くね」と引き下がってくれますが、いつもの薬局がここだとやらなくてはなりません。
一包化で内容や日数が変わったときなどはその場で作らなくてはなりませんでしたので大変でした。
30代女性
ドラックストアでは薬剤師は入力業務なども身につけなければなりません。
保険のしくみなどお会計にも響く大切な業務ですが以前病院で働いていたころは、医事課やソーシャルワーカーがいたので、薬剤師業務に専念し安心して働けていました。
やばいお客さんがきても一人で対応したり、一人薬剤師はつらいです。
ドラッグストア薬剤師を辞めたい場合
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ドラッグストア薬剤師のやりがい・メリット
ドラッグストア薬剤師がきつい理由を説明しましたが、逆にドラッグストア薬剤師にはやりがいやメリットも多いです。
詳しく見ていきましょう。
①年収が高い
ドラッグストア薬剤師の最も大きいメリットは年収が高いことです。
私も初任給から30万円超えで、お金には困らなかったですね
会社四季報の全従業員の平均年収をみても、年収の高さがわかります。
社名 | 平均年収 | 平均年齢 |
イオン | 838万円 | 49.3歳 |
マツキヨココカラ&カンパニー | 834万円 | 47.7歳 |
ウエルシアHD | 795万円 | 58.8歳 |
スギHD | 728万円 | 47.2歳 |
ツルハHD | 638万円 | 45.8歳 |
サンドラッグ | 514万円 | 34歳 |
コスモス薬品 | 420万円 | 30.4歳 |
薬剤師の業種別年収でも、ドラッグストアの平均年収は高くなっています。
業種 | 都市部エリア | その他エリア |
---|---|---|
ドラッグストア | 542.2万円 | 556.3万円 |
調剤薬局 | 507.1万円 | 522.1万円 |
企業(製薬・卸など) | 504.8万円 | 532.0万円 |
病院 | 467.2万円 | 490.8万円 |
製薬会社の営業職(MR)などはさらに高年収になりますが、成果主義のため年収に幅はあります
ドラッグストアは店舗の拡大で薬剤師を多く獲得したいこと、業務内容の幅広さや勤務時間の長さにより、高年収になっています。
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②福利厚生が手厚い
ドラッグストアは売上高も大きいため福利厚生も手厚いです。
特に住宅手当と社員割引は手取り給料が増えると同じなので、かなり大きなメリットです。
住宅手当
全国転勤の場合は、家賃は実質無料や、1万円で住めるなど、ほぼ家賃がかからないドラッグストアもあります。
全国転勤の家賃補助
売上高 | 社名 | 家賃補助 |
1位 | ウエルシアHD | 実質無料 |
2位 | ツルハHD | 家賃の6割支給 |
3位 | コスモス薬品 | 一般の住宅:家賃半額支給 レオパレス:全額支給 |
4位 | マツキヨココカラ&カンパニー | 実質無料~1万円 |
転勤なしでも家賃補助を出してくれるところもあります。
住宅手当もあるので、手取り額も多いです
社員割引
ドラッグストアの福利厚生のもう一つの魅力は社員割引!
医薬品から食料品、日用品、化粧品など対象商品が10~30%引きで買えるのは大きいです。
化粧品などは商品自体がサンプルとしてもらえることもありますし、試供品も気軽に試せるのが嬉しいです。
売上高 | 社名 | 社割 |
1位 | ウエルシアHD | 10%引き |
2位 | ツルハHD | 10%~30%引き |
3位 | コスモス薬品 | 20%程度引き |
4位 | マツキヨココカラ&カンパニー | 10%引き |
化粧品や日用品はいつでも社割で買えるので、セールで買いだめしたり、ちまちま節約しなくてOK!
また、処方箋薬も自社で調剤すれば家族の分まで補助が出るところも多いので、毎月高額な処方箋薬が必要な家族がいる社員は『家計がかなり助かる』と大好評です。
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③調剤もOTCも経営の知識やスキルも得られる
ドラッグストアは落ち着いて勉強する時間は少ないですが、一人で調剤もOTCも対応する場面があるので、毎日強制的に知識は得られます。
また店長やエリアマネージャーと売上目標を達成するための方法や店舗管理の話も多いので、経営についての知識も得られます。
④出会いが多い!特に男性薬剤師はモテる
ドラッグストアは男女とも出会いの多い職場です。
ドラッグストアには薬剤師の他に一般社員、パートや大学生アルバイトなど働く人が多く、またお客さんとも仲良くなる人もいます。
特に男性薬剤師はドラッグストアでは、一般社員、バイトやパートの人からみて、高年収で頭が良さそうで白衣がかっこよく見え、モテます。
薬の説明で薬剤師の人がスラスラ対応してくれる頼もしい様子に、惚れてまう女子が結構いるんです。
また、夜遅いシフトは閉店後、「みんなでご飯いく?俺おごるよ!」みたいな店長も多く、仲良くなる機会も多い。
出会いがほしい!モテたい!みんなでワイワイするのが好き!な人には向いている職場です。
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⑤異動が多く、人間関係がリセットできる
ドラッグストアは異動が多いため、人間関係がリセットできるというメリットもあります。
社員やパートさんで嫌な人がいても、また異動があると思えば、なんとか我慢できることもあります。
もう無理!な場合も店舗が多いので、異動させてもらえることが多いです
⑥調剤専門の薬剤師職もある
実はドラッグストアでも調剤専門の薬剤師職という働き方もできます。
調剤専門職なので、営業時間も薬局が空いているときだけ、レジ打ちや品出しもしなくてOKです
ドラッグストアの高年収や福利厚生と、調剤薬局の勤務時間の良いとこ取りができる働き方で人気です。
大手ではスギ薬局などが調剤専門薬剤師を導入しています。
関連 スギ薬局の評判・口コミはどう?薬剤師の年収や福利厚生は良い?ノルマや離職率まで徹底調査!
ドラッグストアは家から近い店舗も多いし、調剤薬局のような働き方ができるところがあるんですよ
このようにドラッグストア薬剤師のメリットを見てきましたが、『ドラッグストアで働いてみたい』と思う人は薬キャリAGENTに相談してみましょう。
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ドラッグストア薬剤師に向いてる人
ドラッグストアがつらい理由ややりがい・メリットを見てきましたが、それらを踏まえてドラッグストア薬剤師に向いてる人をまとめます。
ドラッグストア薬剤師に向いてる人は以下のような人です。
- 高年収を稼ぎたい人
- 調剤・OTC・経営の知識やスキルを身につけたい人
- 体力がある人
- 出会いが多い職場がいい人
- コミュニケーションが好きな人
これらの特徴を見て、ドラッグストアで働いてみたいと思う人は薬キャリAGENTに相談してみましょう。
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またドラッグストアはいろいろな働き方ができ、実は楽に働けるドラッグストアも存在します。
次の章では楽に働けるドラッグストアの特徴を見てみましょう。
楽に働けるドラッグストアってあるの?特徴とは
ここでは楽に働けるドラッグストアはあるのかについて解説します。
『楽に働く』の定義は、『仕事量が少ない』『拘束時間が短い』などです。
会社や店舗ごとに差があるので一概には言えませんが、楽に働ける可能性が高いドラッグストアの特徴は以下の3つです。
- 路面店の多いドラッグストア
- 夜間のシフトに入る
- 調剤専門薬剤師
①路面店の多いドラッグストア
病院の門前でない路面店、地方の路面店など、面ではなく点で処方箋を受けている店舗は、処方箋が少なく、調剤の仕事が少なめです。
拘束時間は長いですが、路面店は激込みすることが少ないので、比較的ゆったり働けます。
②夜間のシフトに入る
夜間は基本的に患者さんが少なく、お客さんも少ないので、激混みする可能性は非常に低いです。
空いた時間は予製を作ったり、明日の準備をするなどゆったり働けます。
そもそも夜間に働きたくないという人には難しい方法ですが、楽に働きたいなら夜間シフトを多めにするという方法もあります。
30代男性
24時間営業で、薬局も24時間開局していたため、薬剤師は一人配置しなくてはならなかった。
基本的に深夜帯の0時以降はほとんど、処方箋を持ってくる患者はいなかったため、主な仕事は予製を作ったり、施設の薬を事前に準備したり、市販薬の説明をしたりすることが薬剤師としての主な仕事でした。
③調剤薬剤師
調剤業務を専門とし、土日祝日休み、1日8時間労働、19時までに退社という調剤薬局のような働き方が契約できるスギ薬局のようなドラッグストアで働く方法です。
ドラッグストアの高年収と調剤薬局の働き方の良いとこ取りができます。
特にスギ薬局は子が小学3年生までは、勤務時間を固定、休日を土日祝日に固定、通勤時間60分以内などの働き方も可能で、小学校6年生まで3時間の時短も可能。
こういった働きやすいドラッグストアもあります
ドラッグストアはきついし、激務だからやめようと思うのはもったいないです。
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ドラッグストア以外の転職先は?
ドラッグストア薬剤師のつらいことやメリットを見てきましたが、『ドラッグストアには向いてない』と思う人は他の転職先も見てみましょう。
調剤薬局
長く安定して続けられるのは調剤薬局です。
調剤薬局は店舗が多いので、通勤時間も短く、正社員だけでなくパートや派遣など柔軟な形態で働けます。
夜勤や当直はもちろんなく、夜間の問い合わせ用携帯電話を交代で持ち帰る程度です。
年収も病院より高いところも多く、福利厚生も手厚いです。
また急な休みでも、ヘルプ人員や近隣店舗で応援して助け合えるので育児中の人でも続けやすい環境です。
人間関係に悩まされたくない場合も、個人薬局ではなくチェーンや中小の薬局を選べば、異動ができるのでおすすめです。
病院
薬剤師として最も専門性を高められるのは病院薬剤師です。
仕事内容は多岐にわたり、注射剤や抗がん剤など高度な調剤業務の他に、看護師、医師、その他の医療スタッフと連携して治療計画を立てたり、病棟業務もあります。
平均年収は低めですが、病院でしか得られない知識やスキルが身につくため人気のある職場です。
企業
企業薬剤師は土日祝休みで定時退社ができる会社が多いです。
仕事としては卸の管理薬剤師、工場の管理薬剤師、製薬会社の内勤業務、CRA、CROなどです。
夜勤や当直もなく、育児制度など福利厚生も手厚いです。
年収は始めは低いですが、徐々に上がっていき、最終的には調剤薬局やドラッグストアより高くなります。
業種によっては出張などもあり、勤務地も限られますが、自宅から近い場合に会社がある場合は企業薬剤師もおすすめです。
関連 【薬剤師転職サイト】企業に転職できるおすすめの転職サイト3選!体験談もあり
異業種
薬剤師の異業種の転職先としては以下のものがあります。
調剤をやりたくない、化粧品に関わる仕事をしたい、安定した公務員がいいなどの希望がある人に人気の転職先です。
- 化粧品・健康食品メーカー
-
化粧品や健康食品の製造メーカーで、製品の品質管理や商品開発に携わる仕事
- 公務員
-
厚生労働省や保健所などの行政機関で、公務員として医薬品の安全性や適正使用に関する調査や監督を行う仕事
- 学校教育機関
-
大学や専門学校などの教育機関で、薬学を教えたり、研究を行う仕事
- 医療コンサルティング会社
-
医療機関の経営戦略の立案、医療サービスの改善提案や、M&Aなど医療機関に関するコンサルティングを請け負う仕事
ドラッグストア以外の転職先を紹介しましたが、薬剤師の職場は会社や店舗ごとに、残業時間や有給のとりやすさなどが大きく違います。
そこでドラッグストア以外の転職先が気になるなら、日本中の薬剤師求人が集まっている薬剤師転職サイトを利用し、職場の内部事情まで詳しく調べてもらうのがおすすめです。
次の章では職場別のおすすめ転職サイトを紹介しますので、登録して、どんな職場があるか見てみましょう。
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記事中の口コミ調査概要
【記事中の口コミ調査方法】
調査対象:ドラッグストアに勤務歴のある薬剤師
調査手法:直接聞き取り、クラウドワークス
回答数:9人
調査期間:2022年11月5日〜11月16日